悪質クレーマーは、過度な他責思考が生みだしたバケモノだ
ひょっとすると他の仕事もそうなのかもしれないが、市の職員をやっていると、まあよく文句を言われる。
自分が税金関係の部署にいるというのも大いに影響しているとは思う。
いろんな人がいろんな風にいろんなことを言ってくる。
でもぶっちゃけ税金に関係あることもないことも、向こうにとっては関係ない。
だから、
ただ市の文句を言うためだけに電話してくるような人間。
いろいろなことを聞いてくるが、話にまとまりがなく、一体何を知りたいのかがいくら話しても見えてこない人間。
何回同じことを説明しても、ずっと同じことしか聞いてこない人間。
こういった類の人間からの問い合わせというのも非常に多い。
まあ、もうその部署に4年以上もいるので、そういう状況の中で仕事をすることにはある程度は慣れた。
もちろん、こちらの処理ミスなどが絡んでいて、それに対する不信感から、文句を言われることもあるが、そういう場合は、すぐに誤りを正し、しっかりと謝れば、それで大抵は後腐れなく終わる。
そういう、
至極真っ当なクレームもあるにはある。
ただ、今まで数々のクレームに対応してきて、強く感じることが1つある。
それは、悪質なクレーマーは決まって他責思考が行き過ぎているということだ。
そして、この過剰な他責思考には2パターンあって、
1つは何年も前の過去のこちらのミスなどをいつまでも根に持っていて、「こっちは被害者なんだからその自分が言ったことはなんでも聞けよ」という思考と、
もう1つは、世の中のあらゆることに不満を持っているが、自身は何もせず、「むしろ周囲が自分のために動いてなんとかするべき」という思考である。
前者はこちらへの不当要求に繋がりやすく、後者はこちらが対応に多くの時間を割く必要が生じやすいと思う。
人間誰しも完璧ではないから、いくら市という組織とはいえ、どんなに気をつけていてもミスはほぼ必ず生じてしまうものだ。
だからこそ、起きてしまったミスで迷惑を掛けてしまった人がいたら、すぐさま修正を行い、今後同じミスが起こらないように対策をし、誠意を持って謝ることに意味がある。
その後は、お互い恨みっこなしだ。
それは、子供同士がケンカしたときだって同じだ。
世の中だって、完璧なんてものとは程遠いのは、生きていれば当然の事実だ。
誰しもが多かれ少なかれ、何かに不満は持ちながら生活しているものだ。
時には、何かを猛烈に批判したくなる衝動に駆られるときだってある。
実際、批判が必要とされる場面だって確かにある。
だけど、だからこそ、その不満を減らすために、安易に誰かや何かを批判して気持ちよくなるんじゃなくて、何をすればよいのか、何が必要なのかを自分なりに考えて、自分から行動に移していくことに意味があるのではないか。
何かが気に食わないのであれば、それを攻撃だけしただけでは何も変わることはない。
だから、少しでも良くなるための案を自分の頭で考えて、自分の言葉で提案すべきではないか。
悪質なクレーマーにはそういった観点が欠如しているように思う。
そして、悪質なクレーマーの頭の中は、自分が作り上げた「こうであるべき世界」が広がっていてそれが絶対のため、こちらが示した現実世界のルールや、事実に対して拒絶反応を現して、これが気に入らないとか、これに納得できないとか、そうじゃないとかそんなことしか言わないのである。
ただの駄々っ子も同然だ。
そしてそんな思考を持った大の大人がこの世の中には無数に存在するのである。
子供ならまだしも、大人でこれでは立派なバケモノじゃないか!
最後に、僕が悪質なクレーマーに言いたいことがある。
「人や組織の文句ばっか言ってないで、少しは自分で考えて行動におこせよ!💢」
以上!
あんまりまとまっている気がしませんが、
今日はそんな感じでつぶやいてみました。
お読みいただき、ありがとうございました!