地上は暑いから空を飛びたい
暑い。
蒸し暑い。
エアコンつけてないと常に汗かいてる。
ここのところでまたさらに暑くなった。
湿度が高いからちゃんと風呂で体洗ってるのにすぐに身体中ベトベトになって、気持ちが悪い。
ここまで暑いともう地上にはいたくなくなる。
いっそ風通しのいい空を自由に飛んでいたいと思う。
空が飛べたらどんなに気持ちいいだろう。
前も後ろも右も左も上も下も遮るものは何もない。
目をつぶっていても、何にもぶつからない。
涼しい風を心ゆくまで浴びることができる。
大声で歌っても誰にも聞かれない。
街並み全体を上空から見下ろして、一望することができるし、行きたい場所へお金もかからず、すぐに行くことができる。
体力と気力さえあれば、異国の地へも行けるだろう。
あんまり多くの荷物は持てないかもしれないけど。
鳥を見ていると羨ましくなってくる。
彼らは生まれながらにして空を飛ぶことができる資質を備えている。
多少訓練は要るかもしれないけれど、それさえ無事クリアすれば、後は死ぬまで空を飛び放題だ。
もちろん、雨だったり、雷だったり、他の鳥の存在だったり、気をつけなければならないことはそれなりにあるだろうけれど、それを差し引いても有り余るくらい、僕にとっては飛行能力というのは魅了的なものだ。
あーいいなー
自分にも翼があったらなー
空を飛び回りたいなー
あまりにも暑すぎるので、そんなことをふと思いました。
おしまい。