雨上がりのお散歩日記(行き)

 

 今日(6月11日)の午前中はずっと雨で、家の中にいたはいいものの、気持ちが塞ぎ込んでしまってなにか書こうと思っても何も浮かんでこなかった。

 

 昼頃になってようやく雨が落ち着いてきた様子だったので、いつも気持ちが落ち込んだときに行く、家から少し離れた神社へ散歩がてら行くことにした。

 

 外に出たら、まだポツポツと雨が降っていたけど、これからやんでくる予報だったので、大丈夫だろうと思って、傘は持たずに歩き始めた。

 

 あるきだして数分後、ポツポツ程度だった雨脚がパラパラと少し激しめに…☔

 

 傘を持ってくればよかったと思ったが、引き返すのも面倒なので、そのまま歩き続ける。

 

 すると数分程度でまたポツポツに戻り、やがてほとんど降らなくなった。

 

 校庭に誰もいない小学校を通り過ぎる。

 

 雨上がりだからか、道中は住宅地が多いのだが、誰一人外に出ていないし、歩きだして10分ほど経っても、人間はおろか数台の車としかすれ違わない。

 

 休日の真っ昼間にふさわしくない静けさの中、代わりにカラスやウグイスの鳴き声を聴きながら、田舎の道を歩いていく。

 

 ウグイスの鳴き声がすごく心地よい。

 

 さっきまで塞ぎ込んでいた気持ちがもう、少しだけほぐれているのがわかる。

 

 スマホを見ながら歩いていたら、車に轢かれたヘビの死骸に気づかず踏んでしまい、思わず声を上げる😱

 

 田んぼではたくさんの虫が鳴いている。

 

 雨上がりの湿った土の匂い。

 

 そうこうしているうちに目的地の神社の入り口についた。

 

 家から多分2kmくらい距離があるはずだが、ここまでほとんど車以外とはすれ違わなかった。

 

 人といえば、道路の側溝の掃除をしていたおばあちゃんくらい。

 

 2周間ほど前にもこの神社には来たけど、その時よりもたくさんのアジサイが咲いていた。

 

 アジサイは薄青、赤、紫と多様な色が咲いていた。

 

 山に境内のある神社なので、今繁殖期のスズメバチに出くわさないかビクビクしながら登っていく。スズメバチは、小学生の時に校庭でキイロスズメバチに追っかけ回されて以来、トラウマになっている。

 

 そして、ビクビクしながらも無事、スズメバチには出くわさずに境内の手前までたどり着いた。

 

 境内の手前には、東屋が設置されていて、そこから街中が一望できる。そして、そこに腰を下ろす。

 

 ここにも人はだれもいない。聞こえるのは鳥の鳴き声と街を走る車の音だけ。

 

 雨は止んだが、空は依然、全体的に曇り空だ。

 

 はぁ〜と大きなため息をここでひとつ。

 

 スマホの充電をしてこなかったので、残り数%まで減ってしまっていた。

 

 スマホをしまって、気づけば景色の中の田んぼの緑ばかり眺めている。

 

 放作地も増えている昨今、10年後には転用がますます進んでこの緑ももっと減ってしまうんだろうな〜

 

 とか考えつつ、ボケ〜っと20分ほど過ごした。

 

 そして、取り出したスマホの充電がいよいよ極わずかになってきたのと、雲の切れ間から日差しが覗き始めて暑くなってきたので、帰ることにした。

 

以上

行きのお話はここまでとなります。

帰り道については、明日(6月12日)に公開します。

ここまで読んでいただき、ありがとうございました。