daraodarasukeのブログ

理想はアンコウのように替えの効かない存在になることです。

イングランド・プレミアリーグ戦士を紹介 ①デ・ブライネ


サッカーの祖国、イングランド

そこでプレーするのは、他を圧倒する技術・身体能力・戦術理解力・フィジカルを備え

た一流のプレーヤーばかり。

そのため、レベルの高さは現在世界一と言われています。

この度は、そんなイングランドプレミアリーグのチームに所属する選手を、これまで

の経歴を混じえながら解説していくシリーズを始めました。

 

今回はその第1回目となります。

この記事を見て、プレミアリーグに興味が湧いたり、海外サッカーをもっと知りたい!

という方が増えてくれたら嬉しいです。

 

今回紹介するのは、ケヴィン・デ・ブライネです。



ケヴィン・デ・ブライネ

1.ポジション・経歴など

国籍はベルギーです。

 

所属クラブはマンチェスターシティです。

 

ポジションは主にミッドフィルダーインサイドハーフ)です。

(試合によってはトップ下をやったり、時にはストライカーとして最前線でプレーする

こともあります。)

 

利き足は右足です。

(左足も逆足とは思えないほどうまく使えます。)

 

 

デ・ブライネは、1991年6月28日、ベルギーのヘントで産まれました。

ですので、ちょうど今日が32歳の誕生日です。

4歳の時にサッカーを始め、2003年に地元ヘントのクラブのユースチームに入りま

した。

そして、その2年後、KRCヘンクというクラブへ移籍し、2008年にトップチームに

昇格後、翌年2009年にプロデビューを果たしました。

 

なお、ユースチーム時代から、デ・ブライネの才能は抜きん出ており、周りから

は「神童」と呼ばれ、ベルギー中のあらゆるクラブから熱い視線を送られていたようで

す。

 

プロデビュー後は一定の活躍を見せ、2012年に母親の生まれ故郷であるイングラン

ド・プレミアリーグの強豪チェルシーへ移籍します。

しかし、最初の1年間はレンタルで前クラブのKRCヘンクや、ドイツのクラブでプレー

することになりました。

そして、レンタル先のクラブで活躍し、翌年の2013年にチェルシーへ復帰します

が、当時の監督に起用させてもらえず、レギュラーに定着できなかったため、出場機会

を求めてその翌年の2014年にドイツのヴォルクスブルグへ移籍します。

 

このヴォルクスブルグに在籍していたのは、約1年半という短い期間でしたが、ここで

彼はゴールとアシストを量産し、チームも2014ー2015シーズンではリーグで2

位と躍進したことで、同シーズンのドイツ年間最優秀選手も受賞しました。

 

この活躍が認められ、2015年にイングランド・プレミアリーグの強豪マンチェスタ

ー・シティへ移籍しました。

その後は現在に至るまで、絶対的な主力としてプレーし続け、これまでチームには5回

のリーグ優勝、多数の国内カップ戦優勝、そして、先日は悲願のUEFAチャンピオンズ

リーグ初優勝をもたらしました。

個人としても、プレミアリーグ年間最優秀選手賞2回、リーグアシスト王4回、プレミ

アリーグベストイレブン4回など、多くのタイトルを勝ち取っています。

 

そしていまや、プレミアリーグだけにとどまらず、世界最高のミッドフィルダーとも呼

ばれるほどです。

 

ベルギー代表としても2010年のデビューから呼ばれ続けており、特に2013年頃

からは欠かせない主力として現在までプレーしています。

結果も、2018年ロシアワールドカップでは中心として、同国歴代最高位となる3位

に大きく貢献しました。

 

2.魅力

デ・ブライネにはサッカープレーヤーとしてのあらゆる能力が高水準で備わっており、

対戦相手には、全てにおいて次元が違うと思わせるほどのようです。

その中でも一番の武器といえば、なんといっても異常なほど広い視野とパス能力に

裏打ちされた、チャンスメイク力です。

 

特に、彼の右足から繰り出されるスルーパスやクロスの精度は超一級品であり、距離の

長さや位置に関わらず、走っている味方の足元にピタリと収まります。

蹴り方やボールの弾道が独特で、パスコースが無いと思われるような状況でも、相手の

足が触れることなく、いとも簡単に高速のスルーパスやクロスを味方に通してしまうの

です。

 

その様は、まるで魔法がかかっているようであり、何度観ても理解ができません。

もはや、芸術的な域にまで到達しているとまで言えるかもしれません。

もちろん、他のプレーヤーには決して真似できない、唯一無二の能力です。

 

また、高度なボールキープ技術や、常に適切なポジショニングができ、守備もうまいな

ど、純粋なミッドフィルダーとしてのその他の能力も非常に優れています。

シュートの技術もかなり高く、両足から威力抜群のミドルシュートや、巻いたコントロ

ールシュートも打てます。

特に、今年行われた、 22−23UEFAチャンピオンズリーグ準決勝ファーストレグのレア

ル・マドリー戦で決めたミドルシュートは、凄まじい威力で、あれは度肝を抜かれまし

たね~! よかったらユーチューブなどで観てみてください。

「デ・ブライネ チャンピオンズリーグと検索すれば出てくると思います。

 

キック精度が高いため、セットプレーのキッカーも任されています。

 

その上、ミッドフィルダーとしてはあまりにも得点感覚にも優れているため、クラブ・

代表両方で、最前線のストライカーとしてコンバートされることもあります。

 

ですので、これほどサッカープレイヤーとしての多彩な能力に恵まれた彼がいるのとい

ないのとでは、全く違うチームになってしまうほどの影響力があります。

 

これまであらゆる大会のアシスト王には何度も輝いてきた彼ですが、その気になれば、

得点王の座も狙うことができたと思います。

 

そして、直近の22−23シーズンはチームとしても個人としてもタイトルに最も恵まれた

シーズンであったことは間違いないため、個人的には、まだ受賞していないバロンドー

ルに選ばれてほしいなーと思っています。

 

3.まとめ

ここまで紹介してきましたが、いかがだったでしょうか。

年齢的にもピークを過ぎ、ベテランとなってきたため、そろそろ後釜をなんて囁かれて

はいますが、現時点で他のどのチームを見渡しても、デ・ブライネのようなプレーがで

きるプレーヤーはいないため、それはなかなか難しいのではないかなーと思います。

 

確かに、最近は故障が多くなってきていて、フル稼働できる時間は減ってきているのは

確かですが、それでも重要な試合において、彼ほど頼もしいプレーヤーは存在しません。

 

なにより、観ている者を魅了するプレーができるというのは、スーパースターである証

だと思います。

 

現在はシーズンオフなので、ゆっくり休んで、誕生日を家族にたくさん祝ってもらっ

て、また来シーズン彼のスーパープレーをライブでたくさん観たいと思います。

 

それでは、ここまでお読みいただきありがとうございました!